地震から一週間

食べても、食べたい。食欲が増進している。おそらく現状を危機と感じている脳からの「蓄えよ!」という指令、無意識の作用ではないかと・・。




3月11日。
私は職場にて、今までに経験したことのない揺れにただ怯え、直後のテレビの映像に「この先どうなるのか」と恐怖したが、被災地の人の感情とはあまりに乖離していただろう。

あれから1週間、日本全体を覆う不安感に加え、節電や燃料不足もあって、日常とは少し違った生活をしているわけだが、自分自身の精神状態も少なからず影響を受けているように感じる。

みんなで協力しようね!という今、他人や社会にあまり興味のない人もいるわけで、そういう人たちに対し、攻撃的なまでもの不快感を感じる自分がいる。イライラしてしまう・・。

考えてみると、私は自分自身の方向性を定めそれに集中するとき、自分の正当性を誇示し、周囲を蔑む傾向にあり、この現状にまさに自分の内面がむき出しにさらされるよう。

最近、仕事において大きなうねりを感じ、自分のミッションを定めつつあった中で、それに反する周囲に苛立ちを覚え、昇華できずにいたように思う。それも自分の内面の問題なのだと気付かされる。

今、自分の先入観を手放し、客観性を取り戻し、方法論を探る。

丸くおさめる、のではなく信念を貫く手法を。





被災地での人々の不安、悲嘆、喪失感に深く思いを寄せることが怖くて、今はただ自分にできることを考える。
こんなときこそ自らを振り返りたい。あらゆる人とともに生きる中で、皆が希望へ向かえるように。