メタボリズムの未来都市


森美術館で開催されている「メタボリズムの未来都市展:戦後日本・今蘇る復興の夢とビジョン」
を観てきましたよ。
メタボリズムっていうのは、戦後の復興期の若き建築家によるムーブメントなのですね。もともとは新陳代謝っていう意味の生物用語なんだそうですが、、生物や生体が環境に応じて代謝するように、建築も将来に適応できるようにしたいっていうのが理念のようです。
展示はドローイングやCG、模型などがどっさりとあって見ごたえがあります。
60年代といえば、町はまだ三丁目の夕日のようなとこで、その時代にこんな都市構想をイメージしていたんだと思うと、そのエネルギーたるやいかばかりかと・・日本の、建築の未来をひっぱってくのだって気概が伝わる〜。たぶん、高度成長期っていう時代の力強さもあったのでしょうね。
災害のあとに、まちづくりがビジョンをもって勢いよく進むべき今現在と重ね合わせて・・・みるのでした。
でも・・海洋都市とか、ラピュタみたいな空中都市とかは、わたしは苦手〜。大地に足つけて生活したい・・・。だから森ビルも苦手〜。高いとこ苦手・・。
でも天気が良かったので、恐怖をこらえついつい模型みたいな街を見下ろしてしまいました。怖かったーーーー。
ついでにこちらも観てきました。
国立新美術館です。ワシントンにあるフィリップス・コレクションはアメリカ初の近代美術館らしい。当時評価が定まらない若き作家を自らの審美眼で支援したフィリップスさん。時代ごとの展示により、作風の流れを追うことができます。当時のアメリカの社会状況も浮かび上がってきます。生活っていうのかな、あるいは魂っていうようなものが伝わるコレクションです。
ほとんどが油彩。油絵っていいですね〜。
ランチは白身魚。オレンジのジュレがさわやかな味でした。