伯父の一周忌。

こじんまりと伯母のマンションで、食事を囲み思い出話に花咲き、法要。

伯母は書棚に並んだ文庫を指して・・
「毎日病室で本を読んでいた。大部屋のほかの患者家族はみな、ずっとからだを擦ってあげているなか、自分は痩せこけた彼の躰をみたくなくてそれができなかった、これらの本は自分への戒めとして並べている」と言った。

伯母がそう感じてしまうことに対し、私は何も言えないのだけど、伯父を最期まで見ていてくれたことに私もほかの親族もただただ感謝しているし、夫婦にはいろんな形があり、いろんな愛情の表現があるのだとも思われ、伯母には少しでも気持ちを楽に持ってほしいと願う。

来年は三回忌、またみんな元気で集まりましょう。