銀座でシンポジウム


「共生社会を創る愛の基金」設立記念シンポジウムに行ってきました。
この基金は郵政不正冤罪事件で拘留された村木厚子さんが、無罪を勝ち取り、国家賠償金請求し、その全額を南高愛隣会に寄付することで設立されたものです。
刑務所の入所者の約2割が知的障がいをもつとの調査結果があります。生活困窮により刑務所が最も安心できる場所として犯罪を繰りかえす累犯障がい者が多いという実情もあります。
村木さんは自らの体験から、取り調べで自分の言い分を貫くこと、公判という未知の場でしっかり意見を述べることの難しさを知り、障がいのある人であればその困難さはいかばかりかと思い至ったとのこと。
障がいのある人が適正な取り調べを、公正な裁判をうけられること、また罪を犯してしまった人が再犯を犯さないための支援活動のために立ち上げられた基金なわけです。

地域定着支援センターや更生保護施設の活動報告は、社会的に弱い人を孤独にさせないために何をすべきか考えさせられるものでした。
江川紹子さん、周防監督、村木さんの鼎談もよかった〜。

今この時期に自分がこのシンポジウムを知り参加できたことは、とても意味のあることのように感じました。
導かれた感あり。
機会があればまた参加したいです。