どんだけシューマンが好きなのだ!
作者はシューマンを伝えたかったのだろう、シューマンを伝えたかっただけか??と思いながら読み終えた。前半の音楽評、楽曲の解釈はクラシックな音楽に疎い私は、ただ言葉の美しさと文章のもつリズム感に浸り、うっとりと読み耽る。それだけでも十分読み応えはあるのだろうが、ミステリー要素の出現を今か今かと前半いっぱいに期待してしまったもので、クライマックスは心拍数が上がるも結末は・・・。
- 作者: 奥泉光
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2010/07/23
- メディア: 単行本
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「読書ノート」なる長女の国語の課題の今月のテーマはミステリー。それに乗じて数冊のミステリー小説を手に入れたが、次はハートウォーミングなもの、求む〜〜。