どんだけシューマンが好きなのだ!

作者はシューマンを伝えたかったのだろう、シューマンを伝えたかっただけか??と思いながら読み終えた。前半の音楽評、楽曲の解釈はクラシックな音楽に疎い私は、ただ言葉の美しさと文章のもつリズム感に浸り、うっとりと読み耽る。それだけでも十分読み応えはあるのだろうが、ミステリー要素の出現を今か今かと前半いっぱいに期待してしまったもので、クライマックスは心拍数が上がるも結末は・・・。

シューマンの指 (100周年書き下ろし)

シューマンの指 (100周年書き下ろし)

「読書ノート」なる長女の国語の課題の今月のテーマはミステリー。それに乗じて数冊のミステリー小説を手に入れたが、次はハートウォーミングなもの、求む〜〜。