読書

古川日出男

今日、ひとつのミッション終えたごほーびに、古川日出男のこれ購入。書き出しから私を煽る‼︎ この勢いで月末には、舞台『冬眠する熊に添い寝してごらん』を観に行くんだい南無ロックンロール二十一部経作者: 古川日出男出版社/メーカー: 河出書房新社発売日:…

祖母の手帖

「祖母の手帖」読了。 世の中に溶け込めず、自分の世界に生きるなら、その世界はハッピーであってほしい。 手帖に綴る祖母の唯一の歓びの日々が彼女を生かしたのだ。 病む人もそうでない人もみんなそれぞれを生かすファンタジーがあるのかもしれない。祖母の…

「日の名残り」

日の名残り (ハヤカワepi文庫)作者: カズオイシグロ,Kazuo Ishiguro,土屋政雄出版社/メーカー: 早川書房発売日: 2001/05/01メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 190回この商品を含むブログ (293件) を見る「わたしを離さないで」に感動し、もっとカズオ・イ…

「サラの鍵」

サラの鍵 (新潮クレスト・ブックス)作者: タチアナ・ドロネ,Tatiana de Rosnay,高見浩出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/05/01メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 21回この商品を含むブログ (29件) を見る1995年、シラク大統領が行った演説で、か…

リビングで西原理恵子ざんまい

DVD鑑賞「パーマネント野ばら」 ダメダメ男とパワフル女、切ないわ〜。 菅野美穂、こういう役、ハマるんですね。でもそれ以上に小池栄子がよい。 観終わって、女に必要なのは下品な話で盛り上がれるトモダチだと実感。 上流の家庭で何不自由なく、躾よく育て…

震災から一年に読む、「あの日からのマンガ」

しりあがり寿の「あの日からのマンガ」読む。 朝日新聞夕刊の時事4コマ、3月14日からのものに加えて、月刊コミックビーム掲載作品をまとめている。あの日から一年経ったのだ。 時々、当時録画した番組を今更チェックしたりして、ACのコマーシャルの「ぽぽぽ…

「ものすごくうるさくて、ありえないほど近い」

ものすごくうるさくて、ありえないほど近い作者: ジョナサン・サフラン・フォア,近藤 隆文出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2011/07/26メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 323回この商品を含むブログ (78件) を見る9・11で父を失った少年オスカーの…

危機管理?

シンプルな仕事が好きな人が多いものだ。 手間がかかったり、ひと癖あったり、スムーズに進まないことが予測されることに敢えて取り組む気概のある人って意外と少ないんだな。リスク回避は必要だけど、軸がずれちゃってることもあって、アクシデントが予想さ…

オレンジだけが果物じゃない

オレンジだけが果物じゃない (白水Uブックス176)作者: ジャネットウィンターソン,岸本佐知子出版社/メーカー: 白水社発売日: 2011/09/08メディア: 新書購入: 1人 クリック: 10回この商品を含むブログ (6件) を見るウィンターソンの自伝的小説。シニカルなユ…

生き延びるためのラカン

読了いたしました。生き延びるためのラカン (木星叢書)作者: 斎藤環出版社/メーカー: バジリコ発売日: 2006/11メディア: 単行本購入: 15人 クリック: 162回この商品を含むブログ (175件) を見るシニフィアン、現実界、対象aなどなどの概念についてわかりやす…

死ぬまでに観たい絵画

1001 Paintings You Must See Before You Die: Revised and Updated作者: Stephen Farthing出版社/メーカー: Universe発売日: 2011/09/06メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (1件) を見る夫がシカゴ美術館で見つけて買うか…

ばななさん

チエちゃんと私 (文春文庫)作者: よしもとばなな出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2009/04/10メディア: 文庫 クリック: 11回この商品を含むブログ (25件) を見る最近はずっと仕事関連の本に埋もれていたので、さくっと読める小説をと思い手に取る。 少女的…

わたしを離さないで

仕事を終えて予約していた美容院へ行く。美容院があまり好きでないというのは女として致命的です。カラーとカットをしてもらっているあいだ、持参した文庫本を読んでいました。 もう数ページで読了というところで、残りは自宅に持ち帰り世界に浸りながら読み…

黄色い本

黄色い本 (KCデラックス)作者: 高野文子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2002/02/20メディア: コミック購入: 23人 クリック: 170回この商品を含むブログ (200件) を見る高野文子のまんがが届いた。 タイトルの「黄色い本」とは「チボー家の人々」のこと。卒…

ぶらんこ乗り

いしいしんじ作品、初めて読む。 あたたかさがいい。 あの世とこの世、絶望と希望。 ぶらんこみたいに遠く離れて、たとえ見えなくなっても、でも必ず戻ってくる。 あと数冊、この人を追いかけてみようかな。ぶらんこ乗り (新潮文庫)作者: いしいしんじ出版社…

サザエさんにはなりたくなかった

休日。住宅ローンの繰り上げ返済をする。銀行のローンのカウンターに座るたび、お金の使い方を見直して早く完済したいと、毎度思う。←すぐ忘れる。 その後、Village Vanguardにて本を物色。2冊購入、しようと思ったら財布を家に忘れてきたことに気付き、再び…

ミランダ・ジュライ

いちばんここに似合う人 (新潮クレスト・ブックス)作者: ミランダ・ジュライ,岸本佐知子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2010/08/31メディア: ハードカバー購入: 16人 クリック: 533回この商品を含むブログ (103件) を見るここじゃない場所を求めて、でもこ…

どんだけシューマンが好きなのだ!

作者はシューマンを伝えたかったのだろう、シューマンを伝えたかっただけか??と思いながら読み終えた。前半の音楽評、楽曲の解釈はクラシックな音楽に疎い私は、ただ言葉の美しさと文章のもつリズム感に浸り、うっとりと読み耽る。それだけでも十分読み応…

本棚を整理したくなった

「千夜千冊」に立ち向かうにはエネルギー不足で、こちらを選んで、気分だけは千夜千冊。 未読のものはもちろん、かつて読んだことのある本も再度読み直したくなる。何より本が書棚に並べられている写真を眺めると、安らぎも感じつつ高揚感もあり、不思議な気…