本棚を整理したくなった
「千夜千冊」に立ち向かうにはエネルギー不足で、こちらを選んで、気分だけは千夜千冊。
未読のものはもちろん、かつて読んだことのある本も再度読み直したくなる。何より本が書棚に並べられている写真を眺めると、安らぎも感じつつ高揚感もあり、不思議な気持ちにさせられる。
私のまったりとした脳みそも、多読したなら研ぎ澄まされるのであろうか・・。
- 作者: 松岡正剛
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2010/07/01
- メディア: 単行本
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書棚、といえば・・
母の長兄である伯父が、他界した祖父母の家に住むようになってから、夏休みなどの休暇に幾度か伯父宅に訪れたことがあった。当時中学生だった私は、絵を描くことを生業とする伯父の家の壁面に納められた本を眺めながら、退屈な時間を紛らわせていた。
絵と本に囲まれた空間は知的な匂いがするように思われた。
伯父は今は複数の管が体に接続され、自分では身動きがとれなくなっている。昨夏、見舞った折りに、少々わがままになっていた伯父を見て、切ない気持ちを持ち帰ったことを思い出した。