震災から一年に読む、「あの日からのマンガ」
しりあがり寿の「あの日からのマンガ」読む。
朝日新聞夕刊の時事4コマ、3月14日からのものに加えて、月刊コミックビーム掲載作品をまとめている。
あの日から一年経ったのだ。
時々、当時録画した番組を今更チェックしたりして、ACのコマーシャルの「ぽぽぽぽーん」なんかをうっかり観ちゃったりするとものすごく悲しくなる。
この作品もあの時の痛みを思い起こさせられる。しかしそんなこと言えるのは結局私が何も失っていなくて、何も不自由していないからなのかもしれないのだけど。
震災は今なお続いており、絶えない苦しみの人はいるのだから。
この人の画風だからこそ伝わるものがある。漫画でしか描けないものがあるから、漫画はすごい、だから大好き。
悲しさはあたりまえのこととしてベースにあるんだけど、ユーモアあり、祈りにも似た感もあり、じわじわときてしまった。
- 作者: しりあがり寿
- 出版社/メーカー: エンターブレイン
- 発売日: 2011/07/25
- メディア: コミック
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今日は久しぶりのヘアカット。用意してくださる雑誌はあまり読まず、本を持参するのが常。ほんとは「みらいのゆくすえ」を購入し美容院で読もうと思っていたのに在庫なしだったもので、結局この本選んじゃった。カット&カラーの間、しりあがり寿のマンガ読む中年女って・・そうとう変な人と思われたろうな。美容師さんが何かつっこみ入れてくれるとよかったんだけどね〜。淡々と黙々と読んでいました。
そして「みらいのゆくすえ」ますます読みたくなったのだ。