震災から一年に読む、「あの日からのマンガ」

しりあがり寿の「あの日からのマンガ」読む。
朝日新聞夕刊の時事4コマ、3月14日からのものに加えて、月刊コミックビーム掲載作品をまとめている。

あの日から一年経ったのだ。
時々、当時録画した番組を今更チェックしたりして、ACのコマーシャルの「ぽぽぽぽーん」なんかをうっかり観ちゃったりするとものすごく悲しくなる。
この作品もあの時の痛みを思い起こさせられる。しかしそんなこと言えるのは結局私が何も失っていなくて、何も不自由していないからなのかもしれないのだけど。

震災は今なお続いており、絶えない苦しみの人はいるのだから。

この人の画風だからこそ伝わるものがある。漫画でしか描けないものがあるから、漫画はすごい、だから大好き。
悲しさはあたりまえのこととしてベースにあるんだけど、ユーモアあり、祈りにも似た感もあり、じわじわときてしまった。

あの日からのマンガ (ビームコミックス)

あの日からのマンガ (ビームコミックス)


今日は久しぶりのヘアカット。用意してくださる雑誌はあまり読まず、本を持参するのが常。ほんとは「みらいのゆくすえ」を購入し美容院で読もうと思っていたのに在庫なしだったもので、結局この本選んじゃった。カット&カラーの間、しりあがり寿のマンガ読む中年女って・・そうとう変な人と思われたろうな。美容師さんが何かつっこみ入れてくれるとよかったんだけどね〜。淡々と黙々と読んでいました。
そして「みらいのゆくすえ」ますます読みたくなったのだ。