ゴロゴロ


↑私のお腹にのってるときに撮った写真。

10月15日、仕事に出かける前にオニにいつものようにあいさつ。早く帰ってくるから待っててね、と。
オニは長女の椅子に座り、外を見て私を見て、ゴロゴロいっていた。
元気な時よりもちょっと弱弱しく聞こえたが、ちゃんと喉を鳴らしていた。
「おっ、ゴロゴロいってるね、どうしたの?なにがうれしいの?」って話しかけて出勤した。

ゴロゴロは私の強力な精神安定剤。よし、だいじょうぶ!と思わせてくれる。便秘になってからは毎日お腹をマッサージしていたが、そのときは必ずゴロゴロいってくれて私を安心させてくれた。

オニのゴロゴロはその朝が最後だった。

あのゴロゴロの意味を考えてしまう。
この家で過ごせたこと、私たち家族と出会えたこと、それとも生きてることそれだけで「楽しくてうれしいんだよ」とあらためて伝えてくれたんかしら、とかね。都合よく思えば「ありがとう」だったらいいな、とか。

生きてること楽しいうれしいってゴロゴロみたいにシンプルに表現できたらいいね、私も。